安倍首相「海自の給油活動継続できねば退陣」
安倍晋三首相は9日午後、シドニーで内外記者会見を行い、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続について「民主党をはじめ野党の理解を得るため職を賭して取り組んでいく」と述べた。
この際、首相は、給油活動が継続できなれば「私の職責にしがみつくことはない」と述べ、退陣する意向を表明した。
安倍晋三首相は8日午後、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため訪れているシドニー市内で同行記者団と懇談し、テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の給油活動継続について、「どう法的担保にしていくかは工夫の余地がある」と述べた。参院第一党となった民主党が、11月1日に期限が切れるテロ対策特別措置法の延長に反対する中、同党の意見にも配慮した新法案提出に含みを持たせた。
首相は海自の活動継続について「対米というよりも対外的な公約で私の責任は重い。約束を果たすためにはすべての力を出し切らなければいけない」と決意を表明。「民主党ともできる限り話し合いたい。あらゆる可能性を考えなければならない」と述べた。
テロ特措法の期限が切れれば、海自の活動は根拠を失い、撤退を余儀なくされる。政府・与党内では活動停止期間を最短に抑えるため、国会による事前承認や民生支援などを重視する民主党に配慮した新法案の早期提出を模索する動きが強まっている。
民主党の小沢一郎代表は国連決議に基づくISAF(国際治安支援部隊)への協力には柔軟な姿勢を示している。しかし、首相は「海上での給油活動が、(多国籍軍による)海上阻止活動の不可欠の要素となっている。そこは維持したい」と難色を示した。
また、首相は民主党などの反対で活動継続が実現できなかった場合、衆院解散に踏み切る可能性は「まったく考えていない」と述べた。
爆笑問題、慶大で激論!「次は日芸でやりたい」
お笑いコンビ、爆笑問題が8日、東京都港区の慶大三田キャンパスでNHK総合「爆笑問題のニッポンの教養」の収録を行った。270人の学生を前に「2030年の衝撃、激論!ニッポンの近未来」のテーマで討論。安西祐一郎塾長(60)以下、8人の教授陣と3時間半にわたり激論を交わした。太田光(42)は「次は(自分が中退した)日大芸術学部でやってみたい」。28日午後10時からスペシャルとして放送。
2人とも酒が飲めないが、太田が眠れない時に焼酎を飲んで酔っ払い、翌日の仕事でまだ酔いが残っていた為、スタジオの照明を見て踊りだす事があった。
共に自動車の運転免許証を持っていない。
2人合わせて今まで付き合った女性の数は現在の妻を含め、太田、田中2人ずつで計4人。
太田が結婚指輪をしているのは「ツッコミをしないから」。また、田中が結婚指輪をしていないのは「漫才コンビで二人とも結婚指輪をしているのはどうかと思う」と言う理由からである。
2人は佐野元春とサザンオールスターズの話題になると、必ずどちらの方がより良いファンかという話題でもめる。
2人は後輩の萩原正人が肝硬変を患った際に何とか彼の命を救おうと奮闘し、結果的に命を救っている。
爆笑問題のススメ内で、ゲームでイカサマをするか、ルールを守るかで大論争。そのときのゲストである糸井重里に「このコンビはすごいね」と言われた。
テレビ番組(現在は司会・MCが主)、ラジオ番組(『爆笑問題カーボーイ』)のレギュラーを多数抱えるが、タイタンの定期ライブや雑誌の連載、本の出版などもこなしている。なお、爆笑問題名義の書籍は主に太田が執筆している。
お笑い芸人がトップクラスの域になると自分のレギュラー番組しか出演しなくなる傾向が強い中で、多忙になった現在でも積極的に他人の番組にゲスト出演をしている。また、NHK等、教養色の強い番組への出演も多い。
かつてテレビ朝日で放送された『爆笑問題のボスキャラ王』内の声優志望の女の子の部屋を訪問する企画で、当時まだ声優志望であった釘宮理恵の部屋を太田が訪問したが、女の子の部屋らしくなく殺風景な部屋だったため、企画が台無しになり、後で太田が釘宮に怒鳴りつけることになった。しかし、その後の2005年に爆笑問題が司会の『日本全国徹底調査!好きなアニメランキング100』で上位にランク入りした『鋼の錬金術師』のインタビューを受けており、わだかまりは無いようである。
宮崎の中3女子、体育大会練習中に熱中症で死亡
宮崎県日向市の財光寺中学校で、中学3年生の女子生徒(15)が体育大会の練習中に倒れ、搬送先の病院で死亡していたことが9日、分かった。日向署が司法解剖した結果、熱中症とみられる。
市教育委員会によると、大会の練習は7日午後2時50分から50分間、グラウンドで全校生徒が集まって行われ、リレーで走る順番を確認するなどした。
女子生徒は午後3時半すぎ、集合した際に突然前の生徒に寄り掛かるように倒れた。練習中は順番待ちの間などに休憩させていたという。
日向市の当日午後3時ごろの気温は31度で、ほかに気分を悪くしたり倒れた生徒はいなかったという。
熱中症(ねっちゅうしょう、Hyperthermia)は、外気においての高温多湿等が原因となって起こる症状の総称。高温障害。
予防法
運動前に内臓(胃など)の負担にならない程度に出来るだけ多くの水分を取る。
発汗によって失った水分と塩分の補給をこまめに行う。スポーツドリンクなど塩分と糖分を飲みやすく配合した飲み物も良い。
睡眠を十分に取る。
十分に休憩を取りながら作業する。
体感温度を下げる方法として、日射を防ぐ、通風を確保する、扇風機の風を作業場所へ向ける、スポット冷房する、作業服の内部へ送風する(そのような機能を持った作業服を着用する)、蓄冷剤を利用する、水の気化熱を利用して体温を下げるなどの工夫を行う。
一人で作業すると発見が遅れることになりかねないので、複数で作業すると良い。
かかった場合の応急措置
経口補水塩またはスポーツドリンクなどを飲ませる。ただし、冷たいものを大量に飲ませると胃痙攣がおきることがあるので注意が必要。また、スポーツドリンクではナトリウム濃度が低いため、病的脱水時にこれを与えると低ナトリウム血症から水中毒を誘発する可能性がある。特に乳幼児等には注意が必要で、経口補水塩の投与が望ましい。
霧吹きで全身に水を浴びせて、気化熱によって冷やす。霧吹きがないときは、口に水を含んで吹きかけても良い。そのときの水は冷たくなくて良い。一気に水をかけるとショックが大きいので、冷たい缶ジュースや氷枕などを腋の下、股などの動脈が集中する部分にあてて冷やすのが良い。
涼しい場所で休ませる。木陰やクーラーの効いたところで衣服を緩めるのが良い。近くにそのような場所がないときは、うちわなどで早急に体を冷やす。
速やかに病院などに連れて行く。躊躇せずに救急車を呼ぶ。移動させるのに人手が必要と思えば大声で助けを呼ぶ。
汗をかいていないとしても、体温が高くなくても熱中症の可能性はある。脱水していれば、汗はかくことができない。
体温調整が出来なくなっているためか、高温多湿の体育館内での運動中などに寒気を訴える場合があり、そういったときは熱中症の兆候を疑ってみた方がよい。
自覚症状で熱中症だと感じることはまずない。自分で大丈夫だと思っても「おかしい」と思った時にはもう遅い可能性があるので、上記を参考に十分注意する必要がある。