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“地獄の研修”というのをご存じだろう。「とにかく体力勝負で、営業系の会社がよくやるアレ」を、意外かもしれないが最近は、営業系以外の部署・社員も対象にして受けさせる会社が増えているのだ。狙いはどこに。

 “地獄の-”といってしまうとちょっとおどろおどろしいが、要は肉体的、精神的に極限状態に挑戦するキビシーイ研修のこと。

 「基本的なコンセプトが『がんばるマインドを引き出す研修』ということで、3年前の創業時から手がけていますが、年々引き合いが増えています。しかも営業バリバリではない会社が受講する例が多い」と話すのは採用・教育コンサルの「エイムソウル」(東京・神田)の稲垣隆司社長。

 同社が手がける「スタイル・マネジメント・トレーニング」は、2泊3日前後の合宿研修。どんな地獄が待ちかまえているかというと、「まず、あいさつや社訓などを、とにかく大きな声で叫ぶ発声訓練が初日にあります。2日目には45キロウオークラリー。そうした体験を通じて弱い自分が見えてくるので、最後には弱い自分への決別とこれからの決意を、これも大声で叫んでもらいます」

 数人ずつのチームに分かれて競い合うのだが、発声訓練は、差が出るまで終わらない。自分はこれぐらいの声しか出せないんだと自分で決めてしまっている限界を越えてみせることを実践する訓練なのだとか。また45キロウオークは、チームとしての事前の計画や、一生懸命やることの大切さ、そしてそれでも達成できないことがあるという社会の厳しさを知る訓練という。

 「弱い自分を一度つぶすことで価値観が変わります。研修インストラクターと個別に行うと、いじめられていた体験など赤裸々な話がほぼ全員から出てくる。それと決別することで迫力ある決意表明になる」

 最初は斜に構えたり、おざなりな参加者も、他のメンバーに申し訳ないとか、負けて悔しいという気持ちを抱くようになり、最後には全員が本気になって取り組む。

【“就活楽勝”新卒にカツ】

 なぜこうした研修を営業系以外の会社・部署でも重視するようになったのか。

 「今の学生の就職活動のキーワードは『楽』ということになることと関係があるのです」と稲垣社長。

 空前の売り手市場で、企業が生き残りを賭けて戦っている現実を十分把握しないまま社会人になってしまいがち。そして、「使いモノにならない」と人事部に対する非難がゴウゴウと渦巻いているという。

 甘やかされてきた学生を社会人として走れるようギアチェンジさせるのが、この手の研修のひとつの狙いだが、一方、30代、40代はどうか。

 「中堅になると、自分たちが手を抜いていることを自覚しているし、どうすればよいのかの答えも自分で持っているのです。それをいかに引き出してやるかがポイントになります」

 最後に、地獄の研修を受けなくても自分で自分にカツを入れられる方法を伝授してもらった。

 「この研修のキモのひとつは振り返りです。チーム内で互いに相手のことを客観的に指摘しあうのですが、それと正面から向き合うことが重要。酒席でいいから、客観的に自分が改善すべき点を指摘してくれるような人を持つ。お互いに指摘しあえば、大きな効果があります」と稲垣社長。

 自分のありのままの姿を指摘されて、悪酔いしないようにはしたいものだ。




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